こんにちは。今期も学科ブログをにぎわせている「地域メディア論」ですが、本日はゲスト講義第一弾ということで、広島県呉市の三角島でレモン栽培に挑戦しながら、レモンのスパークリング日本酒“MIKADO LEMON”をつくられているnaorai inc. の三宅紘一郎さんをお招きしました。

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三宅さんは呉市にある老舗の酒蔵のご出身です。世界をまわった後に地元・瀬戸内のブランドを再発見し、日本酒業界に新たなくさびを打つべく、瀬戸内・三角島産の”MIKADO LEMON”を開発されました。”MIKADO LEMON”のおもしろいところは、このお酒に使うレモンを自分たちで栽培されているということです。商品開発し、利益を出すということはどの企業でも行われていることだと思いますが、レモン酒づくりを通して、酒蔵文化、地域のコミュニティ自体を一緒につくっていくという考え方が非常におもしろいなと思いました。クラウド・ファンディングを活用されたり、遠方から事業体験に来てもらったりなど、さまざまな「コミュニケーション」をうまく取り入れながら、瀬戸内や三角島自体を伝えていくということを目指されているのだそうです。とはいえ、農作業は初めてということで、三角島の方にノウハウを教わりながら、レモン栽培に従事されている様子を映像で見せてもらったりなどしました。

受講生からの質問にも丁寧に答えていただきました。こういった事業の初期費用やレモン酒の価格設定(”どこで勝負するのか”)の仕方、そしてラベルのデザインについて(太刀川瑛弼さんのデザイン!)など伺いました。今期の「地域メディア論」のテーマでもある「農業と地域」で扱いたいと思っていたことがすべて盛り込まれた刺激的な90分でした。

三宅さん、お忙しい中福山までお越しいただきまして、ありがとうございました!!次はこちらから、三角島を伺いたいと思います!

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