尾道市「メディアリテラシー体験講座」で学生が講師を務めました

講師の飯田です。

福山大学は夏休みが終わって、後期の授業が始まりました。

夏休み中の話題になりますが、8月7日(日)、8日(月)の二日間、酷暑の中、広島県尾道市で「メディアリテラシー体験講座」を開催しました。尾道市における教育施策のなかで、子どもたちがメディアを活用する力を養おうという取り組みの一環として、昨年から僕が講座の企画を受託しています。

その初日は、クリエイターの朝倉民枝さんをゲストにお迎えして、杉本達應先生とともに、iPadを活用した「ピッケのつくるえほん」というワークショップを実践してくださいました。初日のワークショップは、杉本先生や僕が参加しているメディア・エクスプリモ(JST CREST「情報デザインによる市民芸術創出プラットフォームの構築」)というプロジェクトの支援を受けておこなわれました。すでにいくつものウェブサイトにレポートが掲載されていますので、以下のリンク先を是非ご覧ください。

2日目のワークショップは、メディア情報文化学科の学生たちが講師を務めました。参加した子どもたちと初日に打ち解けたこともあって、おおむねうまくいきました。インタビュー形式の映像撮影で自己紹介、うちわの表裏を使った2コマのアニメづくり、デジタルカメラを使った映像制作(ストップモーション)を、およそ3時間かけておこないました。

独自開発のハイテクなアプリケーションを活用した初日とは対照的に、徹底的にローテクな遊びにこだわっていて、専門的な指導者を必要とせず、学校や家庭で簡単に真似ができる内容のプログラムを組みました。
講座のチラシのデザインも学科の学生が手がけていて、たいへん好評でした。
そもそもワークショップという場に参加したことのない学生たちが、いきなり講師を務めるというのは、とんでもないムチャぶりでした。ただ、振り返ってみると僕自身、ちょうど10年前の夏、大学院の講義でいきなり、ワークショップの企画から(長野県の高校での)実践までのグループワークをおこない、大変だったけれど、かけがえのない経験になりました。学生たちはどうだったでしょうか。
(メディア情報文化学科 講師 飯田豊)

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